平成21年7月12日日曜日

スチュウの映画監督デビュー「ヴァンヴォンハンター」(Van Von Hunter)



写真のスライドショーをご覧になる方はここをクリックして下さい

2年前にウェブ用の実写番組を当社のマンガ原作で作ろうと考えていた。3分ものを4話を制作して実験的な作品だから楽しく安く作ろう!という計画でした。当時、ウェブ番組が流行っていて広告収入源の可能性も現実的だった。(またそういう時期が来るかも知れないけど、今の不景気じゃ厳しくて厳しくて)。自分として監督経験が浅かったのでもう一人の監督をつけて(スティーブンという友人)「共同監督」の仕事を務め始めた。大バカ系の作品でグリーンバックで撮った。

そこで問題!

監督の経験が楽しすぎて遂に「長編映画にしようか」って決めてしまいました。困ったもん。インディーズなので予算がとても少ないのですが、ほとんど2年後にやっと仕上げが見えて来ました。

ドキュメンタリー風にしている映画で、中世ヒーローが現代にワープして日本のポップカルチャーにハマって現代ヒーローになるという下らなさすぎる話です。ドキュメンタリー風でもドキュメンタリーって言葉なので色々本当のことも入っている。例えば、TOKYOPOPの創立者で映画監督を目指している自分も悪役として出てしまっているし。それに自分がシナリオと監督とプロデュース(スティーブンと)などをやっているのでかなり我がままな企画になってしまったが、実は貴重な経験でした。

映画制作ってマンガ制作との相違点を沢山肌で感じた。自分にとって一番印象深い違いはチームワークが必要であること。マンガを作る時に編集者と漫画家(場合によって原作者)の少人数で何でも決めるし、制作進行も行う。その少人数でもお互いの気持ちに気を使いながら進めることもあるけど、問題があったら飲みに行けば何とか乗り越えれる(普通は)。しかし、映画だと沢山の人がいるのでみんながその気になるように応援したり手が抜かれないように押したり機嫌悪くなっている時に励ましたり作品のために数人の間がうまくいくように頑張らないといけない。それが監督の一番大切な仕事だと思います。もちろん、物語をどうやって映像として表現していく指導ですが、それより大切なのはスタッフのみんなが自分の仕事をうまくやって頂くためにコミュニケーションを上手に繋ぐ指導者が監督だと思った。どの手段でもいいけど、誤解や反発などを無くすことが大切です。とても疲れちゃう!でも、それが楽しい!人の手を合わせる力って素晴らしいから人や二人よりやっぱり何人かが手がける作品って凄いもんできますね。(我々の「ヴァンヴォンハンター」がそういう作品になっているかどうかは別として)。

ま、そんな調子でこの中年になってからですが、初映画を作っちゃいました。何とか日本でも試写会(そんな立派なもんじゃないけど)をしようと思っています。映画の撮影現場がロスとニューヨークと東京でしたが、 ロス撮影現場と東京撮影現場で撮った一部の写真見るのにリンクをクリックして下さい。映画が仕上がったら、予告編をアップしますので是非ご感想下さい!


0 件のコメント: